そうじるし通信[4]

そうじるし通信[4]

昨日はROCK 今日はAND 明日はROLL - 大滝詠一 ―

我が家の豚児は、今、生意気にも受験勉強に励んでいる。いや、別に、生意気でもなんでもないんだが・笑

でもって、よく受験生に向けてのチラシやDMが我が家によく届くのである。受験産業ってのも大変だよなー、と感じ入るばかりなのだが、とあるチラシの内容が眼についた。

そこには覇気のない生徒の額にスイッチが搭載されており、先生がそれをプッシュ→めっちゃやる気な生徒に変貌・・・なる内容が展開されていたのであります。

しょーもな、と一笑に付すところであるが、よくよく考えると確かにこの「やる気スイッチ」なるものは確実に存在する(ある程度人生を重ねた上でのワタクシの実感である)。

そのスイッチの有無が問題なのではなく、自動(自律)か他動(他律)か、つまり己で「ON・OFF」の切り替えを「コントロール」することが相当に困難なことこそが「問題」なのである。故に前述した「先生」も、生徒自身が「やる気スイッチ」を押すことができない現実を踏まえ、だからこそ「僕が押してあげるよ」と、その存在意義を一生懸命アッピールし、DMやらチラシやらを配りまくっていたワケである。

(ちなみに己でスイッチを完璧にコンロトールできる稀有な例が「イチロー」、スイッチ自体が曖昧で「遊び」の世界に生きているのが「赤ん坊(童子)」なのではなかろうか)

さてこの「スイッチ」、「何処(どこ)」にあるのか・「如何(いか)」に押せばよいのか・「何時(いつ)」押すと効果があるのか・・・これが判らない。

様々なジャンルの「ハウツー本」がこれほど流布し、求められ、時に一世を風靡してしまうのは、この「判らなさ」に要因がある。そして「判らなさ」に対して、性急かつ安易な「答え」を求める時代の空気に要因がある。

ま、ようするに、なーんか「不安」なんですな、きっと。

そこで「掃除」である。「掃除」という名の「ルーティン」である(例のごとく強引でサーセン・笑)。

ある一定の動作を、ある一定のリズムを刻むように「カラダ」に働きかけることで、ゆっくりと「こころ」にエンジンがかかってくる。つまり「やる気スイッチ」を「押す」というよりも、「こころ」と「カラダ」を運動とリズムでゆっくりと温め、「やる気エンジン」を点火させるのである。「エンジン」が温まり律動することで、「こころ」と「カラダ」の焦点(フォーカス)が合致してくるのであります。

「温石」のように熱すぎず・冷めにくい、「適温」なるコンディションを「掃除」によって「自ら」作りだすことができる・・・というのが、前回申し上げた「こころ」と「カラダ」に働きかける、掃除の「内なる効果」なのであります(僕は未経験ですが、今流行っている「ヨガ」も違ったアプローチで同じ効果を目指しているんじゃないかなぁ)。

結果、部屋も綺麗になるし、カロリーも消費するしね・・・(精神衛生上の効果及びダイエット効果の両立!)。

だから「掛け箒」、買うように・笑

ではまた次回。

(サード・アイの存在をなんとなく信じている組合員・J)